続々登場外資系!
地表に降りそそいだ水は低いところにたまって、海となったわけです。
的二〇億年前、海のなかに生物が生まれることになりましたが、地殻でははげしい造山活動がつづきました。
いまから七億年前の原生代の終わりには、いくつかの種類の多細胞生物が生息するようになりました。
なかには、体長一五センチメートルに達する節足動物の化石も残っています。
やがて、古生代に入って、多様な生物が出現しました。
とくに、三億六〇〇〇万年前から二億八〇〇〇万年前にかけて、温暖で雨の多い時期がつづき、地球上いたるところに大森林が繁茂しました。
石炭紀とよばれる時代です。
この時期に地球上に繁茂していた植物が枯れて、炭化し、大量の石炭が地下に蓄積されました。
石油はそれよりも新しく、二億七〇〇〇万年前から六五〇〇万年前にかけて、主として海の近くに生存していた動植物が炭化して、地底深く埋・蔵されてきたものだといわれています。
二億年前から一億年前にかけての中生代に入るとともに、哺乳類がはじめて誕生し、また数多くの動植物が出現します。
とくに、ジュラ紀には、恐竜をはじめとして契虫類の全盛時代を経験します。
しかし白亜紀の終わりになると、拠虫類はほとんど滅亡してしまいます。
そしておよそ六五〇〇万年前に新生代に入り、アルプス造山期とよばれるはげしい地殻変動とともに、哺乳類の時代を迎えることになったのです。
地球に海ができて、植物プランクトン、海藻類が大量に生息しはじめ、二酸化炭素を使って、さかんに光合成をおこなうようになりました。
光合成の炭素同化作用によってつくりだされた炭水化物は、海中のサンゴなどと結合して、炭酸カルシウムとなり、海底に沈殿していきました。
現在地球上に存在する石灰岩はほとんどこのようにしてできたものです。
海中の植物の光合成によって、大気中の二酸化炭素の濃度は年々大幅に下がりはじめました。
光合成は、同時に酸素を放出しますが、何億年という今長い時間を経て、オゾン層が大気の周りにつくられていきました。
オゾン層は、太陽から送られてくる電磁波エネルギーのうち、紫外線をはじめとして、波長の短い電磁波の部分をほぼ完全に吸収して、地表にはとどかないようにするはたらきをもっています。
波長がごく短い電磁波はつよいエネルギーをもっているため、地球上の生物はそれまで、海のなかでしか生息することができなかったのです。
しかし、オゾン層がつくられたため、海を出て、陸の上で生きることができるようになりました。
海のなかの小さな植物プランクトンや海藻類がせっせと二酸化炭素を使って光合成をおこない、大気中の二酸化炭素を吸収して、その濃度を下げていった光景を想像して下さい。
自然の摂理の神秘を目のあたりに見る思いがします。
人類が誕生したのは、いまから三〇〇万年前から四〇〇万年前の間であったといわれています。
新生代のはじめ頃、平均気温が二〇度前後という温暖な気候がつづきましたが、平均気温が急に下がりはじめて、北半球の平均気温が一〇度前後にまで下がろうとしているときに、人類が誕生したのです。
この頃から、氷期と間氷期とが、約四万年の周期で、交代におこるようになりました。
このように、氷期と間氷期とが交代にやってくるようになったのはなぜでしょうか。
新生代に入ってすぐは気候が温暖であったのに、次第に気温が下っていったのは、二酸化炭素の濃度が下ったことと関係しています。
この、大気中の二酸化炭素が長い年月をかけて海中に溶け込み、海中の植物によって炭酸塩のかたちに固定されたために、平均気温が下がり、北極と南極に、一年中、氷や雪におおわれた氷雪圏ができるようになったといわれています。
しかも、太陽の周りを回る地球の公転軌道には一〇万年の周期をもつズレが、同時に、地球の自転軸には四万年の周期のずれがあるために、地球が受けとる太陽放射量にもある周期のずれが生じるのですが、地球がある程度寒くなったときに、このずれが重なって、氷期・間氷期のくり返しが生まれたといわれています。
このような温暖期と寒冷期のサイクルは、大気中の二酸化炭素の濃度と密接な関係をもっています。
地球が経験した最後の氷河期、ヴュルム氷期が終わって、現在の間氷期がはじまったのは、いまからおよそ一万年前のことだったといわれています。
そのときから、地球の温度は約一度上昇したと考えられています。
これまでたびたび地球あるいは地表の平均気温という言葉を使ってきました。
これは正確には、平均全地表気温とよばれていますが、簡単に平均気温とよぶことにします。
平均気温を求めるために、まず地球の表面を八〇個の等面積のボックスに分割します。
各ボックスをさらに一〇〇個のサブボックスに分割します。
全部で八〇〇〇個のサブボックスができるわけです。
各サブボックスのなかに、気温を測定する観測点をもうけて、各ボックスの平均気温を求めます。
この平均気温をまた、すべてのボックスについて平均して、平均全地表気温が求められることになります。
これらの観測点すべてについて観測がおこなわれているわけではなく、また標高差や観測方法などで違いがあるため、一九五一年から一九八〇年までの三〇年間の平均値からの差をとって、さらにその平均値をとっています。
使われている観測点は、一九〇〇年以前には数百ケ所でしたが、一九六〇年代から一九七〇年代にかけて、一五〇〇ケ所から一八〇〇ケ所にまでふえました。
また、海上のデータの多くは、商船による観測データをもとにしてつくられています。
このグラフからわかるように、全地球の平均気温は、十九世紀のなか頃から現在にかけてかなりのベースで上昇しています。
一八九〇年から一九八九年の一〇〇年間に、平均気温は〇・五度上昇しています。
この、平均気温の上昇は、大気中の温室効果ガスの濃度、とくに二酸化炭素の濃度の上昇に、その原因があることはこれまでもお話してきました。
一九九〇年に出されたIPCCの報告では、このままで進んでゆくと、二〇二五年には、十八世紀中頃に比べて平均気温は約二度上昇するという予測がなされています。
このことは前にもふれたとおりです。
地球の平均気温の変化が、大気中の二酸化炭素の濃度と密接な関係があることをはっきり示すのが,で、実線のグラフは、毎年化石燃料の燃焼によって放出される二酸化炭素の五八%がそのまま大気中に残留すると仮定して大気中の二酸化濃度を計算したものをあらわします。
点線のグラフは、マウナロアで観測された、大気中の二酸化炭素の濃度をあらわします。
この二つのグラフはじつにぴったり一致します。
このことからも、地球の平均気温の上昇と大気中の二酸化炭素の濃度との間には密接な関係があるといってもよいのではないでしょうか。
十一世紀のはじめ頃から十四世紀にかけて、平均気温が現在より〇・五度から〇・六度高い時期がありました。
西ヨーロッパ、アイスランド、グリーンランドでは、とくに温暖な気候がつづきました。
バイキングがグリーンランドを征服して、「緑の島」と名付けたのもこの時期です。
グリーンランドはいまでは、一年中雪と氷におおわれた島です。
しかし、この温暖期には大気中の二酸化炭素の濃度はあまりふえていません。
なにか自然の条件が変わって温暖化がおこったと思われますが、その原因ははっきりしていません。
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やがて、古生代に入って、多様な生物が出現しました。
とくに、三億六〇〇〇万年前から二億八〇〇〇万年前にかけて、温暖で雨の多い時期がつづき、地球上いたるところに大森林が繁茂しました。
石炭紀とよばれる時代です。
この時期に地球上に繁茂していた植物が枯れて、炭化し、大量の石炭が地下に蓄積されました。
石油はそれよりも新しく、二億七〇〇〇万年前から六五〇〇万年前にかけて、主として海の近くに生存していた動植物が炭化して、地底深く埋・蔵されてきたものだといわれています。
二億年前から一億年前にかけての中生代に入るとともに、哺乳類がはじめて誕生し、また数多くの動植物が出現します。
とくに、ジュラ紀には、恐竜をはじめとして契虫類の全盛時代を経験します。
しかし白亜紀の終わりになると、拠虫類はほとんど滅亡してしまいます。
そしておよそ六五〇〇万年前に新生代に入り、アルプス造山期とよばれるはげしい地殻変動とともに、哺乳類の時代を迎えることになったのです。
地球に海ができて、植物プランクトン、海藻類が大量に生息しはじめ、二酸化炭素を使って、さかんに光合成をおこなうようになりました。
光合成の炭素同化作用によってつくりだされた炭水化物は、海中のサンゴなどと結合して、炭酸カルシウムとなり、海底に沈殿していきました。
現在地球上に存在する石灰岩はほとんどこのようにしてできたものです。
海中の植物の光合成によって、大気中の二酸化炭素の濃度は年々大幅に下がりはじめました。
光合成は、同時に酸素を放出しますが、何億年という今長い時間を経て、オゾン層が大気の周りにつくられていきました。
オゾン層は、太陽から送られてくる電磁波エネルギーのうち、紫外線をはじめとして、波長の短い電磁波の部分をほぼ完全に吸収して、地表にはとどかないようにするはたらきをもっています。
波長がごく短い電磁波はつよいエネルギーをもっているため、地球上の生物はそれまで、海のなかでしか生息することができなかったのです。
しかし、オゾン層がつくられたため、海を出て、陸の上で生きることができるようになりました。
海のなかの小さな植物プランクトンや海藻類がせっせと二酸化炭素を使って光合成をおこない、大気中の二酸化炭素を吸収して、その濃度を下げていった光景を想像して下さい。
自然の摂理の神秘を目のあたりに見る思いがします。
人類が誕生したのは、いまから三〇〇万年前から四〇〇万年前の間であったといわれています。
新生代のはじめ頃、平均気温が二〇度前後という温暖な気候がつづきましたが、平均気温が急に下がりはじめて、北半球の平均気温が一〇度前後にまで下がろうとしているときに、人類が誕生したのです。
この頃から、氷期と間氷期とが、約四万年の周期で、交代におこるようになりました。
このように、氷期と間氷期とが交代にやってくるようになったのはなぜでしょうか。
新生代に入ってすぐは気候が温暖であったのに、次第に気温が下っていったのは、二酸化炭素の濃度が下ったことと関係しています。
この、大気中の二酸化炭素が長い年月をかけて海中に溶け込み、海中の植物によって炭酸塩のかたちに固定されたために、平均気温が下がり、北極と南極に、一年中、氷や雪におおわれた氷雪圏ができるようになったといわれています。
しかも、太陽の周りを回る地球の公転軌道には一〇万年の周期をもつズレが、同時に、地球の自転軸には四万年の周期のずれがあるために、地球が受けとる太陽放射量にもある周期のずれが生じるのですが、地球がある程度寒くなったときに、このずれが重なって、氷期・間氷期のくり返しが生まれたといわれています。
このような温暖期と寒冷期のサイクルは、大気中の二酸化炭素の濃度と密接な関係をもっています。
地球が経験した最後の氷河期、ヴュルム氷期が終わって、現在の間氷期がはじまったのは、いまからおよそ一万年前のことだったといわれています。
そのときから、地球の温度は約一度上昇したと考えられています。
これまでたびたび地球あるいは地表の平均気温という言葉を使ってきました。
これは正確には、平均全地表気温とよばれていますが、簡単に平均気温とよぶことにします。
平均気温を求めるために、まず地球の表面を八〇個の等面積のボックスに分割します。
各ボックスをさらに一〇〇個のサブボックスに分割します。
全部で八〇〇〇個のサブボックスができるわけです。
各サブボックスのなかに、気温を測定する観測点をもうけて、各ボックスの平均気温を求めます。
この平均気温をまた、すべてのボックスについて平均して、平均全地表気温が求められることになります。
これらの観測点すべてについて観測がおこなわれているわけではなく、また標高差や観測方法などで違いがあるため、一九五一年から一九八〇年までの三〇年間の平均値からの差をとって、さらにその平均値をとっています。
使われている観測点は、一九〇〇年以前には数百ケ所でしたが、一九六〇年代から一九七〇年代にかけて、一五〇〇ケ所から一八〇〇ケ所にまでふえました。
また、海上のデータの多くは、商船による観測データをもとにしてつくられています。
このグラフからわかるように、全地球の平均気温は、十九世紀のなか頃から現在にかけてかなりのベースで上昇しています。
一八九〇年から一九八九年の一〇〇年間に、平均気温は〇・五度上昇しています。
この、平均気温の上昇は、大気中の温室効果ガスの濃度、とくに二酸化炭素の濃度の上昇に、その原因があることはこれまでもお話してきました。
一九九〇年に出されたIPCCの報告では、このままで進んでゆくと、二〇二五年には、十八世紀中頃に比べて平均気温は約二度上昇するという予測がなされています。
このことは前にもふれたとおりです。
地球の平均気温の変化が、大気中の二酸化炭素の濃度と密接な関係があることをはっきり示すのが,で、実線のグラフは、毎年化石燃料の燃焼によって放出される二酸化炭素の五八%がそのまま大気中に残留すると仮定して大気中の二酸化濃度を計算したものをあらわします。
点線のグラフは、マウナロアで観測された、大気中の二酸化炭素の濃度をあらわします。
この二つのグラフはじつにぴったり一致します。
このことからも、地球の平均気温の上昇と大気中の二酸化炭素の濃度との間には密接な関係があるといってもよいのではないでしょうか。
十一世紀のはじめ頃から十四世紀にかけて、平均気温が現在より〇・五度から〇・六度高い時期がありました。
西ヨーロッパ、アイスランド、グリーンランドでは、とくに温暖な気候がつづきました。
バイキングがグリーンランドを征服して、「緑の島」と名付けたのもこの時期です。
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しかし、この温暖期には大気中の二酸化炭素の濃度はあまりふえていません。
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